2014年12月8日(月)政田サッカー場にて、長澤徹監督の就任会見を行いました。
「来季から指揮をとります、長澤です。よろしくお願いします。
非常に身が引き締まる思いです。皆さんの期待も含め、頑張って行きたいと思います。
影山監督の退任に伴い、チームから、このチームの最大の武器である継続性、そして新たな視点からの指導という意味で、話をいただき、監督をやることに決めました。
灰頭土面(かいとうどめん)、全身全霊で仕事をやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
質疑応答
Q.どのようなサッカーを目指していきたいか。
大きなイメージでは、選手がいきいきと躍動し、その姿を見てサポーターの皆様も一緒に戦っていくイメージで、サッカーをしたいと思います。
Qこれまでのチームから何を継続し、何を加えていきたいか。
クラブが継続してきたことは、「ひたむきさ」や、「ハードワーク」であるとか、クラブとして、チームとしての文化ですよね。ハードワークを主としたひたむきさ、最後まで諦めないスピリットを継続していくことを考えています。
新たな視点は分析を進めている最中なのですが、8試合勝てなかった時期をクローズアップし、いろいろな方向から分析を進め、このチームに何が必要なのかを私の視点から選手に提示をしていきたいと思っています。
Q来季の目標。
真の昇格争いといいますか、最終節に昇格をかけているとか、その位置にいるとか。
ラスト数試合で途切れてしまったというところがありますので、真の昇格争いをという意味では、しっかりとそのポジションにいる、そこを狙っている、という状況を選手とともに作りたいと思っています。
Q生まれ育った瀬戸内のチームという思いも?
岡山には、今年から来て1年、サポーターの方の純粋さ、スペクタクルな光景、ああいう透明感には感動を覚えました。
そういうサポーターを見て、胸の中が熱くなったし、皆さんに別の光景を見せたい、という強い思いがあります。最初に浮かぶのはサポーターの素晴らしさ、透明感ですね。
Q監督就任の話を受けた時はどんな思いだったか。
聞いた瞬間に、一瞬で、引き受けようと腹をくくりました。
なぜかというと、サポーターを含めこの土地に、何か次の新しい光景を届けたいと、その一瞬で思ったので、すぐに返事をしました。
Q好きな言葉は?
先程も述べましたが、「灰頭土面」、泥だらけになっても埃だらけになっても進んで行く。本で読んだ禅の言葉なんですけど、その言葉が大好きで、かっこつけずに自分のありのままの姿で泥だらけになっても、何としてもチームを率いて前に進んでいく。
燃える闘魂でありたいと思います。
Q指導者としての強みは?
強みと言いますか、私自身は、小細工せず、選手に真正面から、言いにくいこともしっかりと伝えてきたので、思った時に、思ったことをその時にしっかり伝えるというのはずっとやってきたことです。
そこは自分の特徴であり、今まで貫いてきた部分なので、強みかは、わかりませんが、ここからもそういうスタイルでいきたいと思っています。
Qファジアーノ岡山に、どういう可能性を感じるか。
私自身も色々なクラブの様子を見てきましたが、岡山は確実に成長を遂げているクラブで、選手もクラブも成長していて、それがキーワードであるということは認識しています。
ですから、来年、その次、ずっと100年先まで続いていく、しっかりと歩みを止めず前進を続けていくことが一番大事だと思います。これから先もしっかりと前進していけるように頑張って行きたいと思います。
Q育成組織について。
私自身、FC東京時代は、ジュニアユースの監督をやったこともあります。育成組織は、クラブの大きな財産で、選手の可能性は無限だと思いますし、トップチームを率いていきますが、しっかりと選手の才能に目を配っていきたいと思います。
Qファジアーノ岡山ネクストについて。
ファジアーノ岡山ネクストは、このクラブの最大の武器だと思うんですが、私はこれまでJの中でも若い選手を見てきて、目立たなかった選手がどこかのきっかけで、ものすごい勢いで素晴らしい選手になっていく光景を何度も見ています。
うちのネクストも同じように思うんですが、選手がどこかで自信を持った瞬間、選手の成長速度はものすごいものがあるので、ネクストにはそのような部分で期待をかけて見ていきたいと思っています。