2016明治安田生命J2リーグ 第36節
10月16日(日)13:03キックオフ @シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 1-1 セレッソ大阪
前半 1-1
後半 0-0
得点者
37分 ソウザ(C大阪)
43分 関戸健二
◆長澤徹監督
15,000人を超えるサポーターが集まってくれて、選手はこういう舞台でしっかりとプレーでき、しかもセレッソのような本当に力のあるチームと岡山というこの地で試合をやり切ってくれた選手に感謝している。
ゲームの方は、ちょっと前半は硬いなというのが率直な印象。硬いというのはプレーというよりも少しボールがオープンになった時のムーブメントで、どうしてもセレッソはカウンターアタックでソロで運ぶ力もあるし、そういう部分で少し先のことを気にし過ぎて自分たちのことをやり切れないうちにゲームが続いていたので、セットプレーとは言え1失点は妥当かなと思う。
ただそれで吹っ切れて大きく出て行って、人を追い越して行ってのカウンターが決まった。ホームなので後半に向けて、ゲームの勝利に向けて、多少セレッソにボールを握られるのは分かっていたが、それをきちっとしたオーガナイズのディフェンスを繰り返しながら攻め切るのか、ポゼッションに持っていくのかのジャッジだったが、まだまだやらなければいけないことがたくさんあると思った。
とは言え、できた部分を探っていくのがここから最後の6試合でもあるので、改善もあるがしっかりとセレッソの強力な攻撃に耐え続けた全体としてのディフェンス、距離感が最後まで崩れなかったこと、そこから攻撃に持ち出したりとか、ボックス内でもう少しできたかなという場面もあったが、それも含めてまたしっかりと政田でトレーニングしていきたいと思う。
ここから6試合あるので、最後の最後までこのレースは何が起こるか分からないし、私自身はこのレース行けると思っているので、またスタジアムに集まってもらって、サポーターの皆さまには一緒に戦っていただきたいと思っている。
◆藤本佳希選手
たくさんの方が来てくれていて、最高の雰囲気を作ってくれていたので、勝点3を取りたかったのが正直な気持ち。
久しぶりのスタメンで今日は楽しんでやろうという気持ちと、チームが勝つためにプレーをしようという気持ちでいた。
先に失点してしまって、何とか追いつくことができて、後半に点を取れたら良かったが、個人的にはやれるなというポジティブなイメージが強い。
こういう試合を勝点1ではなくて、勝点3を取っていくことが残りの試合は大事になってくると思っている。
◆矢島慎也選手
セレッソの方が上の順位にいて、自分たちのホームでやるということを考えた上で、勝ちたかったのが本音。セレッソにも自分たちにもチャンスがあったと思うし、松本との試合とは少し種類が違うが、ここで勝てなかったのはまだまだ(力が足りない)という印象。
入りはそんなに悪くなかった感じだったが、失点に繋がったシーンのようなミスはJ1に上がったとしても失点をするくらいのミスだし、明日自分たちで話し合って解決しないといけない。失点は失点で防ぎようがあったかもしれないが、チームとして追いついたことは良かった。(得点シーンは)前があいていたし、相手の切り替えがあまり速くなかったので、あの攻撃が点に繋がって良かった。
後半は押されているような感覚だったが、そこで失点せずに我慢ができて良かったし、豊川選手が入ってきて押し返すことができたが、そんなにチャンスが後半は作れなかった。
いろんな状況を考えると、自分たちのほうがセレッソよりも勝ちを求められていたと思うし、そういう意味では満足していないし、個人的にも課題ばかりの試合だった。勝ち越し点を取るという場面でもイメージとズレがあって、そこを合わせていかないといけない。
◆岩政大樹選手
まだ6試合もあるが、今日のようなプレーでは勝ちきれないかなという気がしている。
1年やってきたのでチームとして何かを変えることはないが、個人個人では、終盤に上がかかっているような試合を経験していない選手が多いとよく言われるが、僕は経験というものはそんなに大したことはないと思っていて、そこは個人個人でまず相手と戦う前に、大観衆の前でやるとか、昇格がかかっているとか、そういうものは前提となるものを置いておいて、相手と戦うまでに持っていくことが大事だと思っている。
◆関戸健二選手
満員に近いサポーターの前で絶対に勝ちたかったが、残念。次は勝ってサポーターの皆さんと喜びたい。
ゴールはサイドからいい形で縦パスが入ったので、自分が出て行けばチャンスになるんじゃないかと思って前に出て行って、赤嶺選手が優しいパスをくれたので、そこから落ち着いてシュートができた。どっちに蹴ろうか迷って、DFの逆に蹴ったらキーパーが難しいかなと思って打ったら上手くいって、入って良かった。大勢のサポーターの前でゴールできて本当に嬉しかった。今日はスペースがあったら出て行こうと思っていたので、前に出て行くことは意識していた。
これからも目の前の試合を全力で戦って、ひとつひとつ積み重ねてJ1に昇格したい。
自分自身としては、千葉戦で出て負けてから出ていなかったので、出たら絶対結果を残して勝ちたいと思っていたので、本当に勝ちたかった。