2017明治安田生命J2リーグ 第17節
6月3日(土)19:03キックオフ @シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 2-1 ジェフユナイテッド千葉
前半 1-1
後半 1-0
得点者
34分 キム ボムヨン(千葉)
45+3分 片山瑛一
54分 石毛秀樹
◆長澤徹監督
9,600人以上の1万人に近いサポーターの方が、我々は今厳しいところに立っているが、それにもかかわらず我々の後押しをするためにスタジアムに足を運んでくださって、本当に感謝している。同時に、その声援に押されて勝点を届けることができてホッとしてる。
ゲームに関しては、(試合に)入る前に、先人の方が築いてくれたこのファジアーノのスタイルを(リーグの)中盤戦でとにかく泥臭くやりながら、一瞬で連動したりという場面を作り出す、その一瞬を連動させるために泥臭くやろうと。そういう部分で、本当に評価されないようなプレーをどれだけ手を抜かず、しかもベストを尽くしてやれるかどうかがテーマだった。
そのテーマに関しては、非常に良くやってくれた。ただ逆に一瞬の連動とかまだまだ足りない部分だらけだが、それでもしっかりと自分たちのスタイルをピッチ上で表現できるようになってきているし、しっかりとした目標があるので、またここから勝点を積み上げる作業に入りたい。
◆石毛秀樹選手
チームとして90分間戦った上で勝利できたことが嬉しかった。もっと早くゴールを取りたかったが、今日こうやってチームの勝利に貢献できる一発を決めることができて、日ごろから練習をやってきたからこそ取れたと思うし、それを今後も継続していきたい。
(ゴールは)片山選手がいい形で奪って運んでくれて、相手に当たって自分の前にこぼれてきたので、自分は決めるだけだった。片山選手に感謝したい。
(攻撃は)意図を持って攻撃できて、意図を持ってボールを回せているので、チームとして成長できていると思っている。
今日もたくさんの方が来てくれて、僕たちができることはサポーターの方に勝利で喜んでもらうことだし、本当はそれをアウェイでもやらないといけないが、ホームだと力になるし、自分たちもサポーターの皆さんの応援に応えたいという気持ちになるし、それが結果にも繋がっていると思う。
シャドーのポジションで試合に使ってもらっていて、ゴールに近い位置にいるので、どんどん自分がゴールを決めていくことが、チームの順位が上がっていくために必要なことだと思うし、それに関しては今日はできたので、継続してやっていければ自分としてもキレが出てくるだろうし、いいプレーヤーにもなっていけるし、チームとしても順位が上がってくると思うので、今日の結果に満足せずに、点をたくさん取っていきたい。
◆片山瑛一選手
球際などのバトルの部分で上回ることが勝利のための絶対条件だったので、そこをチーム全体でできたことが今日の勝ちに繋がった。
いつでも出場できる準備はできていたので、きれいな形のゴールではなかったが1点は1点なので、ああいったところを泥臭く狙っていきたい。足を止めずに走れたところが、ああいうゴールに繋がった。
怪我も続いたり、点を取れない時期も続いたりしていたが、ようやく1点生まれたことはこれからに繋がってくると思うし、その中でまだまだ精度を上げていかなければいけない部分もたくさんあると思うので、成長していきたい。
もっともっとチームとしても個人としても上を目指していかなくてはいけないので、成長して貢献していきたい。
(2点目は)前線からの守備からボールを奪えたらチャンスになると思ったし、いい形でボールを奪えてゴールに向かって仕掛けられたということが、チャンスにも繋がったし、相手DFに先に触られたが必ず味方が走ってきてくれると思ったので、ゴールが生まれて良かった。
(攻撃は)流動的に運動量を生かして、足を止めることなく動き直しやボールを要求するところで、一人ひとりがアクションを多く増やしているので、そういうところの質や量を増やしていけたら、さらに得点のチャンスは増える。
今日は勝てたところは良かったが、次の試合に切り替えて準備をしていきたい。
◆一森純選手
(ホームで)3連勝しているが、(リーグ)前半戦は苦労している結果だったので、僕らも一戦必勝という形でやっているので、今日の勝ちに満足せずにやっていきたい。
先に失点してしまって難しい試合だったが、そこで崩れることなくコミュニケーションをとって、1失点で抑えられたということが勝ちに繋がったと思うので、失点しないことが一番だが、そこで岡山らしく粘り強く戦えたことが勝てた要因だと思う。
(失点シーンについて)僕自身のポジショニングも甘かったと思うので、防げなかった失点だとは思っていなくて、防げた失点だと思っている。
チームとして最後まで諦めないというところを日々大切にしていたところで、最後片山選手が諦めずに最後まで追いかけてくれたので(同点)ゴールに繋がったと思うし、結果的にあのゴールで前半のうちに追いつけて、後半やってやろうという想いにサポーターも選手も繋がったと思うので、岡山らしさはやっぱり大切だと改めて感じた。
自分のキックからゴールに繋がったのは初めてだったので、ここで喜ぶのではなく、メンタルを引き締めないといけないと思った。
これまで後半の大切な時間に失点してきたので、「ここやぞ」と引き締めながら、声を掛け合いながらできたことが後半の無失点に繋がったと思う。
(次戦の山口戦に向けて)特別な想いはあるが、ファジアーノ岡山の選手として42試合のうちの1試合として捉えて、次も順位的には絶対に勝たないといけないので、しっかりと準備を大切にしてやっていきたい。
3連勝などがこれまでないので、連勝していかないと優勝やプレーオフを狙っていくには難しいので、サポーターの力を借りながらやっていきたい。