この日も夜明け前で真っ暗な中、5時前から選手たちは活動を始めます。
昨晩食べたキムチ鍋で残ったスープを使い、手早く雑炊を作ります。
朝食が済むと、すぐ自転車にまたがり出発です。
この日多くの班が、恵門の滝という非常に険しい難所に向かいます。
長い階段は前日の雨で滑りやすく、心身ともに負担のかかる霊場でした。
こちらは寒霞渓という、瀬戸内海で最も標高の高い、星ヶ城山のある渓谷です。
昨夜から降り積もった雪が、選手たちの行く道を阻みます。
山の中にある霊場です。山を超えた選手たちに、更に階段が立ちはだかります。
奥に見える山頂には雪が残っています。
厳しい岩場を登る山岳霊場。
次の霊場への抜け道を通るために、自転車を担いで登ります。
自転車を担いだ、その更に上に霊場があります。
とても急な坂道なので、手を使って登る場所も。
到底自転車では進むことができない道も、次の目的地のために進みます。
この時、荒田選手と染矢選手は、女性インストラクターの自転車をかわりに運ぶため、2往復していました。
海の近くの洞窟にある霊場です。
八十八ヶ所まであと数ヶ所。当日余島に到着する計画の班は、19時に間に合うようにピッチを上げて進みます。
見事エンジェルロードを渡ることができた班です。
日が沈み、エンジェルロードも真っ暗で、岩肌がむき出しのところは、恐る恐る進んでいました。
18時すぎ、2つの班がエンジェルロードを渡りました。
もうタイムリミットかと思った18時50分、もう一つの班がなんとかゴール。
安堵感や疲労感、そして何よりも達成感でいっぱいになり、思わず座り込んでしまいました。
結果、この日は6班のうち3班が余島に戻り、3班はキャンプ場で夜を明かしました。
テント泊の3班は、明日朝8時までに残りの霊場をまわり、余島に戻ります。