ウインターキャンプ1日目の様子はこちらから
ASEを通じて昨年度の課題克服に取り組んでいる2016年のファジアーノ岡山ウインターキャンプ。最終日の2日目も、ASEから始まります。前日にやり残したアクティビティ、課題達成できなかったアクテビティなど、一つでも星を多く獲得するための作戦を練りながら、どのアクティビティに取り組むか、各グループが考え、いよいよ午前の部がスタート。
張り巡らされたロープに触れずに、全員が全て違うロープとロープの間を通り、反対側へ行くアクティビティ。見た目以上の難しさがある。
道具を使わず、木の壁を全員で越えることが課題。最後の一人がどのように越えるかが難しい。 ※梯子は降りるための道具です
昼食を済ませた後、ASEの締めくくりとなるファイナルASEがスタート。1時間という制限がある中で、取り組めるアクティビティは難易度、過去の成功可否にかかわらず、1種類のみ。もちろん獲得した星はポイントとして加算されます。
昼食前に各グループで取り組むアクティビティを話し合い、全グループの前で理由と併せて発表しました。安全に難易度の低い星に挑み、確実に星を獲ろうとするグループや、逆転を狙い難易度の高いアクティビティに挑戦し星を稼ぐグループ、挑戦したが失敗したアクティビティを成功させて終わりたいと敢えて苦手なアクティビティを選ぶグループなど、グループの考え方によって様々な取り組み方がありました。
星4つの最高難度を選んだこのグループ。三角形の内側からロープに触れずに、全員三角形の外側へ出ることが課題。写真は最後の一人となった島田選手の脱出シーン。
ファイナルASEの後は、各グループごとに2日間取り組んだASEの振り返りを実施。その後、いよいよ獲得した星の数が発表され、順位が決定しました。上位、中位、下位のグループがそれぞれなぜその順位となったのか、その要因を自己分析し、それも発表。今回のウインターキャンプのASEでは、計画を立て実行、実行後は分析して発表と、一連の流れで行われ、次にどう繋げるかを考え抜いた2日間でした。
そして最後には、「what」(このキャンプで起こったこと)、「now what」(それはどういう意味をもたらしたか)、「so what」(その先どうするか)、「team」(自分の行動変化でチームがどういう状態になるか)を選手それぞれが自身について考えて用紙に記入し、全員の前で発表しました。
真剣な表情で記入する澤口選手
「起きている事象について突き詰めて考えて、みんなで話し合うことの重要性を感じた」「どんな時でもチームが一つになって進めるような働きかけや促しが必要」など、このウインターキャンプで様々なことを感じたようでした。
ウインターキャンプ初体験の赤嶺選手。キャンプを通じて選手間の距離が縮まり、すっかり馴染んだ様子。
今年のウインターキャンプはこれで終了となりました。このウインターキャンプを通じ、コミュニケーション向上のみならず、リーダーシップや様々な気づきが生まれた2日間となりました。
このウインターキャンプは、様々な方のご協力により成功することができました。小豆島の皆さまをはじめ、ASEプログラムをコーディネートしてくださった皆さま、施設をご提供くださった皆さま、本当にありがとうございました。
このウインターキャンプを通して培った一体感をもって、チームは活動場所を再びグラウンドに移し、J2リーグ戦へと向かってまいります。