◆長澤徹監督
今日も岡山から遥々サポーターが駆け付けてくれて、何とか勝点3を届けることができて良かった。
ゲームの方は、割と落ち着いて入っていったが、最初カウンターに入られて危ない場面があったが、中林が一つ防いでくれたのが大きなターニングポイントになったと思う。
そこからは落ち着いてゲームをコントロールしながら、得点の部分も論理的に崩していって、最後は珍しい加地の得点ということで、1点リードして後半に入っていくところで、問題はなかったが、ずっとスカウティングをしていて、群馬の最後に向けてのパワープレーというのは非常に強烈で、それに対してよく集中を切らさずに足を動かし続けたと思う。
我々は今日のゲームでもそうだが、前節札幌で悔しい敗戦があって、それに対して選手が今週のトレーニングをしっかり積み重ねたところが、最後の最後で足を伸ばしたり土壇場で相手のプレーを読んだり、そういうところに繫がってきていると思う。
まだまだやらなくてはいけない改善点はあるので、また政田に帰ってしっかりトレーニングして、次のホームゲームに臨みたいと思う。
◆加地亮選手
連敗できないし、上を目指すにはここで勝って勝点を積み上げていかないと上にはいけないと思っていたので、その辺はみんな一緒だったと思う。
(得点シーンは)逆サイドにボールがある時は、逆のワイドは詰めていかないといけないという役割なので、まさか間に転がってくるとは思っていなかったけど、(ゴール前に)入っていて良かったなと思う。迷わず打ったことがゴールに繫がった。
(久しぶりのゴールですね?)コーチ陣からもいつも打つな、打つなと言われているので(笑)、今日は決まって良かった。監督も僕のゴールはなかなか見ていないんじゃないかと思う。初めてかもしれない。
(次戦に向けて)連勝しないことには上にも繫がっていかないし、次はホームで戦えるので、そこで絶対的な強さを見せられるように1週間準備をしていきたい。今日同様、また勝ってみんなで喜べるように、内容ともにいいゲームができるように頑張りたい。
◆矢島慎也選手
(前半に相手に決定的なチャンスがあったが?)攻めていた後のカウンターで、立ち上がりということもあり、リスクマネジメントのところが良くなかった。中林選手は昨年から止めてくれているので、ああいう場面に対しての信頼はある。あれは前半で相手のビッグチャンスだったが、それ以外には無かったし、僕らは攻撃でリズムを取り戻せた。
得点シーンは、自分のところから始まったが、あれは自分の思い通りに得点までいけた。ボランチとして、ああいう思い描いている点が取れたのは嬉しかった。
(後半は押し込まれる時間も続いたが?)明らかにそこは課題で、決定機が何度か続いて2点目を取れないとああいう試合展開になる。それでヴェルディ戦とかは引き分けに持ち込まれたりした。今日は守り切ったということに関しては良かったが、点を取った後の試合運びとか、どうしても守りに入ってしまうとか、そういうところはまだまだこのチームには成長の余地があると思うので、変えていきたい。
◆篠原弘次郎選手
苦しい試合だったけど、ゼロで抑えられて良かった。群馬は早くボールを入れてくるところと、深くえぐってくるところとあって、なかなか難しい対応だったが、90分間集中してできて良かった。
(熊本にも所属していましたが?)実家も地震で揺れたみたいだし、心配な部分も結構あって、熊本時代のチームメイトも大変な思いをしている。だけど僕はサッカーをやるしかないので、今日は全力でプレーしようと決めていた。
熊本の選手とは連絡をして、部屋がぐちゃぐちゃとかすごい状況とは聞いていた。僕も当時住んでいたところがひどい状態と聞いていたので、本当のところはとてもつらい。
でも僕はプレーし続けること、それだけなので、全力でプレーして「篠原も頑張っているんだから、自分も頑張ろう」と思ってもらうしかないので、そう思ってもらえるように頑張りたい。