2018明治安田生命J2リーグ 第16節
5月27日(日)16:03キックオフ @町田市立陸上競技場
FC町田ゼルビア 1-3 ファジアーノ岡山
前半 0-0
後半 1-3
54分 上田康太
58分 仲間隼斗
73分 赤嶺真吾
84分 中島裕希(町田)
◆長澤徹監督
岡山から500名以上のサポーターの方が来てくださって、非常に大きな力になった。
特に前半最初、入り込まれるイメージがあったので、そこはしっかりサポーターの声援とともに耐えきったのが一つの勝因だと思っている。本当にありがたい。
ゲームの方は、町田のスタイル、選手にも言ったが、ザルツブルグとかライプツィヒではないが、本当にああやってスペースを攻略すると同時に、かなり訓練された中で予測して前にポイントを作って、陣地を作りながらゲームを進めるサッカーに対して、基本通りに対応した。
ワンタッチのタイミングを見逃さないことと、背後のスペースを早めに取るためにステップバックを揃えるというところを重点的にやった。
あとは奪った後がポイントだったが、少し立ち位置で色々工夫はしていたが、赤嶺のところでポイントができそうだったので、最終的には距離を近づけてポイントを作って逆サイドに流すというイメージで取れていって、最初圧力がすごかったが、前半35分を過ぎたあたりから徐々にポイントを作って、自分たちでイメージした攻撃ができ始めたので後半に入って勝負だなと思っていた。
そういう意味では、うまく後半立ち上がりから入っていけた部分が非常に良かった。
ただ、2点、3点入った後も選手に言ったが、町田は絶対に死なないチームなので、そういう意味では1点やっぱりあそこでねじ込まれたのは非常に力のあるチームだと正直に思った。
いろんな部分で中盤戦ということで14試合に区切ってやっているが、前回の東京ヴェルディ戦がまだ勝負がついていないので、ここが中盤戦の初戦。
しっかり入って難しいアウェイで勝点3を取れたのは大きいが、中盤戦は中だるみしやすいので、ここに勝ち星は置いて行って次の準備をするということで統一している。
厳しいリーグなので、次のホーム山形戦が非常に大きなポイントだと思っているので、しっかり準備して次のゲームに臨みたい。
◆上田康太選手
前半から厳しい状態で入って行って、なかなか自分たちの形を作れなかったが、その中でも粘り強く戦えて、しっかりチャンスをものにできたのはチームとしてすごく良かったと思う。
後半は少し立ち位置とかを変えたりしてセカンドボールを拾えて、それで前にパワーを出せて、そこから流れが少しずつ作れた。
(フリーキックは)少ない中でも仲間選手がいい位置でもらってくれたので、壁を越えて速いボールを意識して蹴った。
今日はフリーキック以外では何も貢献できていなかったので、少しでもチームの力になれたらうれしい。
岡山でやっている練習は公式戦より激しいので、そこでだいぶ自信をつけて試合に臨めている。
なかなか勝ちが取れなくて、もっともっと自分たちの良さを出したいと思っていて、今日は内容よりも結果を求めてやったし、次からも一戦一戦結果を求めながら、そのうえで内容を出していきたい。
◆仲間隼斗選手
相手が一番嫌なプレーをしているというのが、相手に対してもすごく脅威になるので、それを一試合通して続けられたと思う。
監督の指示で後半は最初から赤嶺選手との距離を近くしていっていいよと言われたので、そこが上手くいった。
チーム全体で我慢強く、90分間通して勝てればよいという試合運びをしようと全員で話をしていた。
(PK獲得のシーンは)相手の背後にスペースがあるというのは分かっていたので、上手くタイミング良く抜け出せて、あとは落ち着いてGKを抜きに行くことができた。
(ゴールは)思い切り打ったという感じ。ゴールを取れたことは本当に良かったけど、堅守という部分では3-0、4-0で終わりたかったというのは正直なところあるので、もう一回全員で締めて失点をなくしていきたい。
最近流れがなかなかうちに来ない試合が多かったので、この中盤戦の一発目で引き戻せたかなと思っているので、中盤戦はこういう勝点を積み重ねていければ上位にいられると思うので頑張りたい。
本当にチーム内競争が激しいところでやっているので、練習から手を抜けないのは分かっていて、練習から100%でやってまたいいコンディションでホームゲームの山形戦を迎えたい。
◆増田繁人選手
勝つことだけを目指して試合に臨んだので、それができて良かった。
離脱していた時に、トレーナー陣をはじめ、いろんな人が自分が復帰するために力を貸してくれて、チーム以外の人もどうしたら良くなるのかといって力を貸してくれて、来る前に一緒にリハビリを頑張った久保選手とかにも、本当に応援しているからと言ってもらって、いろんな人に支えられてピッチに立つんだなというのを本当に感じていたので、そういう人たちに恩返しができたらなというのは思っていた。
(古巣相手ということだったが)ここで出られればうれしいと思っていたが、たまたま先発に選んでもらえて、そこで勝つことができて良かった。
前半は、中でこういう時間帯をどうしていこうかという声も出ていたし、そういう中で失点しなかったというのは、初めて公式戦に出て、中の雰囲気だったりとか、普段とまた違うものがあったが、その悪い流れの時にみんなで粘れる強さがあるので、それは継続していきたい。
中盤戦に入って、ここから終盤に向けてどんどんしんどくなってくると思うので、昇格のために自分の持っているプレーを出すことと、あとはチームとしてそういう状況の時に少しでも力になれればというところは意識している。