2019明治安田生命J2リーグ 第11節
4月28日14:03キックオフ@シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 1-1 東京ヴェルディ
前半 0-1
後半 1-0
38分 奈良輪雄太(東京V)
75分 イ ヨンジェ
9,339人
◆有馬賢二監督
前半のスタートから自分たちの土俵に相手を何とか引っ張りこみたいと思って選手たちは入ったが、ちょっとした一個目の守備のスイッチが入らなかったばっかりに後手を踏んでしまって、前半を折り返すことになった。
ただ後半、自分たちがどういう風に今までやってきたことを表現すれば、いい奪い方から攻撃にいけるのかというのを再確認して入った中で、いい守備がいい攻撃につながって、セットプレーも何度かチャンスはあったがその中で一個しっかりとりきってくれた。
これだけのサポーターが集まってくれて感謝しているし、本当に後ろから後押しをしてくれて、最後勝ち切るチャンスが何個かあった中で勝点3を取りきれなかったのは次の試合への宿題。
勝点をとっていく、今日のようなどっちに転ぶかわからない試合で勝点を取れるというのは守備が大事で、キーパーの1試合にある2個か3個のビッグセーブがあって、それがチームに勢いを与える。勝点0の試合をなんとか勝点1に持っていける。キーパー全体のいい競争の中でいい準備をしてくれるので、そういう意味でビッグセーブは勝点1を獲得するには大きなプレー。
残念ではあるが、ただ本当に次につながる勝点1で、自分たちがやることは間違っていないという、選手が体感してくれた部分。次につながっていくと思う。
◆一森純選手
徳島戦もそうだったが、前半の守備の面でうまくはめることができず、ずるずる下がって失点することが続いているので、あの45分を2試合続けたことはもったいない。ずるずる後ろが下がっていると感じているし、DFラインも上げづらそうにしているので、そこの修正をハーフタイムにして、後半はうまくできたと思う。でも、ハーフタイムを迎えてから修正するのでは難しい試合になるので、もっとピッチの中で話して解決できるように持っていかないといけない。
PKは止めてやろうと思っていた。相手のボールをセットする前の目線や助走角度で予想したのと、あとは我慢を意識して、止めた。止めた瞬間は相手も詰めてきているのも分かったし、シュートを打ってくれたら止められると思っていたが、中に折り返されたので、頼む!という感じで、外れたので助かった。廣木選手とは、「仕方ないから切り替えよう」と話をした。PKは決めて当たり前の場面なので、僕は開き直ってという意味では、逆境は苦手ではないので、得意なのかもしれない。反射的に止めた。自分のやるべきことに集中して、相手の動きを見て対応した。
あのPKで、一本止めることの大切さを改めて感じた。そういう場面を作らないことが一番だが、今日はうまく止めてチームに勢いを与えられたので良かった。
チームのみんなとも勝てたという話をした。ピンチとチャンスを数えたら、うちのチャンスのほうが多かったと思うので、こういう試合を勝たないと上は見えてこない。みんなで修正して勝てるようにやっていきたい。
ホームでは勝点3を求められるし、僕らもホームでは勝点3を絶対取ろうという話をしているので、そこに関しての悔しさはあるが、絶対に勝ちたい、負けたくないという思いは伝わったと思う。それは全員で持ってやり続けたい。
◆廣木雄磨選手
前半は相手がいい位置をとってパスをつないで、自分たちのプレスがはまらずに、難しい前半だったが、後半は自分たちが思い切って前からボール奪いに行って追いつけた。一森選手にも助けられて、後半は自分たちのほうが勢いがあったと思うが、逆転にまではならなかったが次につながる引き分けだったと思う。
PKの時は、一森選手なら止めてくれると思っていた。前のチームから一緒に長くやっているし、「止めて!」と思っていた。
追いついてからそこで失点しては意味がないと思っていたので、後ろはゼロにして追加点を取ろうと思っていた。1対1で負けないことや最後のゴール前で粘り強く守備をすることを意識していた。
サイドバックで攻撃にかかわる部分も多いのでクロスや、チャンスでシュートを打つ場面が何度かあるので、そこで点を取れる選手になりたい。
今日の引き分けを意味のあるものにするためにも、アウェイで2戦勝って次につなげていきたい。
◆イ ヨンジェ選手
今日は勝つこともできたし、負ける可能性もあった試合。逆転するチャンスがあったので、それを決められなかったことが残念。
後半に入ってセットプレーは相手が準備をする前に始めようと思って、それがうまくいってゴールになってよかった。今日は自分のゴールで同点にはできたが、チャンスは何度もあってそれを決められなかったことが反省しないといけない。最後もチャンスはあったが、どのコースにシュートを打つか迷ってしまったので、それが残念。
ゴールデンウィークということで、小さい子どもも含めてたくさん来てくれていた。試合としては面白い試合はできたと思うが、勝てなかったことが残念で申し訳ない。
アウェイゲームはホームゲームよりきつい部分が多いが、自分たちは苦しい部分を乗り越えていかないといけない。そこを乗り越えて勝利できるように頑張りたい。