2020明治安田生命J2リーグ 第1節
2月23日(日)14:03キックオフ @シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 1-0 ツエーゲン金沢
前半 0-0
後半 1-0
80分 イ ヨンジェ
入場者数 12,434人
◆有馬賢二監督
開幕戦ということで、もちろん選手も緊張するだろうし、固くなるというのが分かっていた中で、加えて少し風が強い状況で、特に前半は自分たちでもう少しボールをつなぎながら戦っていたら自分たちの時間にもなったが、少しロングボールをロストするのが続いた。前半残り5分ぐらいでつなぎ出せたときに、自分たちができるんだと感じてハーフタイムに入ることができた。
(ハーフタイムに)後半は風上の中で相手を見ながら、ゴールに向かって、しっかりとつないでいこうと言って入って、押し込んでくれたと思う。
セットプレーは自分たちでやってきた練習の形。こういう厳しいタイトな試合になって、もちろん金沢の攻撃の迫力もあったし、守備の分厚さもあった。その中でこじ開けて最後決めるところは、ちょっとした隙の部分。しっかり練習で自分たちが積み上げてやってきた形だったので、そういう意味では勝ちたいという気持ちをもってやってくれたと思う。
でも一番は、結局はもうこの雰囲気を作ってくれた、もちろんクラブの関係者もそうだが、まずは足を運んでくださったサポーターの皆さんが熱い声援を送ってくれたおかげで勝点3を取ることができた。内容はまだまだだが、いいスタートを切れたので、彼らと一緒にやれると確信を得られた試合になった。続けていきたい。
◆徳元悠平選手
楽しみながらプレーできた開幕戦だった。決める男が決めてくれて、1試合通して何したかなと思うほどあまり仕事がなかったが、その分次節への課題が見えた。次節は琉球なので、もっと思いを込めてやりたい。
前半は、僕には後ろから熱い声援が一番近くで届いていたので、僕は僕の仕事をやることだけを考えてやれていた。
後半はボールを回そうとハーフタイムに監督が言ってくれたので、それを意識して2次攻撃につながるプレーをできたと思う。
(ゴールの時は)僕の全身の鳥肌が全部立つくらいうれしかったし、たくさんの方が来てくれて勝てたというのは、来てよかったと、次も見たいと思ってくれたと思うし、僕らもプレーしていて楽しかった。
1試合1試合大事に戦って、J1昇格に向けていいスタートが切れたと思うので、僕もしっかりアシストという形でチームに貢献できるように日頃から頑張っていきたい。
12,000人の方の前でプレーすることが僕自身初めてだったので楽しくできたし、ファンサービスができない分、上の席の方まで届くように手を振るよう心掛けた。次も来てくれたらいいプレーで恩返しするので、また来てほしい。
◆上門知樹選手
ホームで開幕戦で勝てるのは気持ちがいい。これだけ多くのサポーターの方が注目してくれていると実感したし、その中で結果を残せたことは新たな第一歩。緊張せず、自分のペースで試合に入れた。まずはシュートを心掛けた。4、5本打ったが、それをこういう苦しい試合の中でゴールに沈めていけたら、もっと楽な試合になったと思う。
後半はシュートを打つと風に乗ったので、前半よりシュートの意識を持っていたが、なかなかミートせず悔しいが、次に向けてしっかり準備したい。
全体としては耐える時間も長く、苦しい試合展開だったが、ヨンジェ選手が1点取ってくれて、その1点を大事にして失点しなかったことはよかった。
ゴールを後ろから見ていて、一瞬サポーター席の盛り上がりを見たらとても盛り上がっていたのでうれしかった。
途中で一回抜けたときは、試合に戻れないかと思う痛みだったが、12,000人の方が来ている中で途中交代は悔しいと思って、結果としてその後交代したが、どうにか少しだけでもプレーできたのはよかった。
開幕戦で1勝できたことはすごく良いことで、これを続けないと意味がない。次の琉球戦にしっかり勝って、帰ってこられるように頑張りたい。
次に切り替えて準備をしているので、次こそ得点したい。
◆イ ヨンジェ選手
開幕戦で厳しい試合だったが、自分のゴールで勝利ができて気持ちがいい。
開幕戦で我々も相手も緊張感のある試合だったし、風も試合を厳しくしたと思う。
(ゴールは)決める前に2回チャンスがあって決めることができなかったが、まだチャンスが来ると信じていた。コーナーキックで濱田選手が触ったボールを決めることができたが、濱田選手が触ることを予測して動くことができていたので、それでゴールを決められた。
今日のような風が強い試合ではセットプレーが大事になるとみんな考えていたので、それに対して準備できたことがゴールを決めて勝てたことが要因。
大事なことはチームが勝ったこと。連勝できるように準備をしたい。
うちのチームは誰か一人に頼るのではなく、みんながエースという思いでやっている。みんなで一つになって戦うことがファジアーノなので、そういう意識でこれからもやっていきたい。
次の試合は琉球で移動距離も長いし、難しい試合になると思うが、また岡山の方々がたくさん応援してくれると思うので、そういう方々のためにもしっかり勝ちたい。