7月10日より観戦する皆さまをお迎えしての試合を開催をいたします。
去る6月27日に、私たちにとっては2月23日に開催した開幕戦から約4か月ぶりとなるJリーグ公式戦を行いました。コロナ禍でリモートマッチ(無観客試合)という特別な環境の中で運営するホームゲームに戸惑いながらも、多くの方々のご協力の下、どうにかリーグ再開の日を迎えられたことに喜びを感じました。その一方で、今までホームゲームで必ず目にし、耳にしてきた、ファジアーノ岡山を応援してくださる皆さんの姿や声がないスタジアムに、クラブ一同大きな喪失感を感じていました。
このたびファジアーノ岡山は、スタジアムの使用状況や諸条件により、中断期間を経てJリーグでは最初の有観客試合を開催することとなります。
まずはファン・サポーターの皆さまをお迎えして試合を開催することができるようになりますこと、弊クラブをご支援し続けてくださる皆さまのおかげと、この場をお借りして心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
クラブとして、政府の示すイベント開催制限の段階的緩和に従って、Jリーグで制定したガイドラインに沿った形でのホームゲーム運営をしてまいります。
そのような中、どうしても皆さまにご不便をおかけしてしまうこと、そしてお願いをしなければならないことがございます。
まず、特に7月は観戦中のソーシャルディスタンスを守るなどの観点から厳しい来場人数制限を設定することとなっており、加えて入場に際しては、入場される方の氏名と連絡先、そして体温の計測まで実施しなければならない条件となります。また、チケット購入に至り、当日試合にお越しいただく皆さまにも、マスクの着用をお願いすること、観戦時の声援や手拍子を当面お控えいただくことなど、条件や制限が加えられる場面が多々出てまいります。
これらはホームゲーム観戦を待ちわび楽しみにしていただいていた皆さまに、どなたでも気軽にお越しいただける状況とは程遠く、困惑させることがあるものと認識しており、心苦しい思いでございます。
ただ、私どもとしては数々のご協力のお願いはどれも、安心・安全な観戦環境を実現すること、そして感染拡大を防止するために他なりません。
来場される皆さまを迎えての最初の試合を、Jリーグの中でファジアーノ岡山が迎えることに大きな責任と意義を感じ、このクラブを応援してくださる皆さまと手を携えて臨む所存です。
どうか、7月10日ギラヴァンツ北九州戦と、それ以降にも続くいくつかの条件・制限が求められる環境下でのご観戦、応援に際し、このクラブを気にかけてくださる皆さまのご協力をお願いしたく、また、クラブとして至らぬ点につき、ぜひご指導賜りたく存じます。
社会の一員として、Jリーグの一員として、そして「子どもたちに夢を!」の体現を目指すクラブとして、クラブに関わる皆さまと一つずつ乗り越えてまいりたいと存じます。そしてその先に、また1万人を超える岡山県民の皆さまが集まったスタジアムで、ピッチで躍動する選手たちを大声で鼓舞し、そしてそのサポーターの声援を聞いて家族・友人・同僚と手拍子をする、そんな環境が一日でも早く訪れることを願っております。