2月28日14:00キックオフ @カンセキスタジアムとちぎ
栃木SC 0-2 ファジアーノ岡山
前半 0-1
後半 0-1
23分 宮崎 幾笑(岡山)
75分 喜山 康平(岡山)
◆有馬賢二監督
選手がしっかりとバトルを避けず戦ってくれた。前半は相手のロングボールやリスタートのこぼれ球、セカンドボールを上手く拾いきれずシュートを打たれる場面はあったが、ボールに対して寄せることができていたので、キーパーを含めてしっかりとゴールを閉じられていた。昨年からの課題である相手のボックス内に入ってからどうゴールをこじ開けるかという点については、勇気を持ってボックス内に入っていく機会を何度か作った中でPKを取ることができたし、自分たちの目指している形をひとつ出すことができた。
後半は、しっかり守りながらカウンターで2点目を取りに行こうという話をしていた。何度かビッグチャンスもあったが、栃木の好セーブもあってなかなか取れなかったものの、人数をかけて最後に2点目をしっかり取れたことが非常に大きかった。質と回数という点ではまだまだだが、パワーを持ってボックス内に入っていく片鱗は見せることができた。質、コンビネーションをさらに上げていきたい。
今日も苦しい場面があったが、ゴール裏のサポーターの声があったおかげで勝点3を取ることができた。次はホームでできるので、Cスタで皆さんの声援をいただけると、本当にありがたい。
◆濱田水輝選手
開幕戦ということで堅い試合になるし、技術・戦術より球際や勝ちたいという気持ちが大事になると思っていたが、そこのぶつかり合いを制することができた。選手みんなが勝ちたい気持ちを前面に出して戦った結果だと思っている。シンプルに放り込んでくる相手の攻撃に対して、常にチャレンジ&カバーを意識してプレーできたし、全体的には安定してできたと思っている。
今日は、上手くサイドや幅を使いながら、ペナルティエリアの脇に入って、えぐっていくことが何度かできていた。後半は背後をとることも何度かできたし、昨年は1-0から追いつかれたが、しっかり2点目を取ることができていい試合の進め方ができた。追加点を取ることは非常に大事だったと感じている。
新しく入った選手もそれぞれが特長を出してチームに貢献してくれたので、その点も良かった。
◆喜山康平選手
(ゴールシーンは)前半も打てるなという場面もあって、あの時もこぼれてくるという予測をしていたが、うまくこぼれてきてくれて良かった。昨年はチームとして得点が少なかったので、FWだけでなく全員が得点力を上げていかないといけないと思ってキャンプから練習しているし、特に今週はシュートの感覚が良かったので、チャンスがあれば狙いたいと思っていた。
セカンドボールは、相手のロングボールに対する競り合いに負ける前提で意識してプレーしていた。そこで、相手に拾われるか自分たちのボールにできるかで流れが大きく変わってくるので、うまくできた部分もあったが、後半はできない時間帯もあり、そこはみんなで我慢できたことが大事で、どの試合でもいい時間だけではないので、今日はそういうことをみんなで共有しながらプレーできたことが良かった。
上田康太選手とはプロになってからは初めての公式戦での対戦だと思うが、紅白戦をしているような感覚は少しあった。
やっぱり開幕戦は難しい試合で、堅さもあるし、うまくいかない部分を想定して試合に入った。みんなで前向きな声を出して意識を持つことができたので、スタートダッシュをする上でも勝ちは大きい。コロナの中にもかかわらず栃木まで来てくれたサポーターや、DAZNで応援してくれた人たちに勝利を届けられて良かった。個人的には、先週祖父が亡くなったので、ゴールを捧げられて良かった。
次のホームでの金沢戦は、こういう状況にもかかわらずチケットが完売になったと聞いているし、何かを求めてスタジアムに来てくれると思うので、その期待に応えて勝点3を取れるように、今日はこの勝利を喜んで、また明日からみんなで準備したい。
有馬賢二監督ハーフタイムコメント
・ボールにしっかりいけているので拾ったボールをカウンターにつなげよう
・コンパクトにしてセカンドボールを拾うこと
・奪って良い距離感でカウンターにつなげよう