5月30日12:05キックオフ @サンプロ アルウィン
松本山雅FC 1-3 ファジアーノ岡山
前半 0-0
後半 1-3
51分 喜山 康平
75分 上門 知樹
85分 外山 凌(松本)
90分 山本 大貴
◆有馬賢二監督
目の前の1試合に集中して入ろうということで、結果はついて来ていなかったがこれまで積み上げてきたものの上に、今週新しく調子の良い選手がパワーを持って入ってくれた。
奪ったらまずゴールに向かっていこうという中で、前半しっかり相手の背後を取りながら押し込んだ状態で、質があるとそこで一点取れることは次への課題だと思うが、後半、前半に積み上げてきたことを継続しながら、用意してきたことと、予測と反応で相手を上回ることができたのでゴールにつながった。
それぞれの思いがあるのが岡山の選手の良さで、勝ちたいという気持ちはみんな変わらないので、それをひとつの方向に先発の選手もサブの選手も練習を一緒にやってきたメンバーも含めて、一週間準備したおかげだと思っている。
緊急事態宣言も出ている中、この前はホームでもサポーターの方が観に来れなかったがいつも応援してくださっていることを、ウォーミングアップルームに掲げられたサポーターの横断幕を選手含めてみんなで見て共有し、ひとつになって戦えたことが結果につながったと思っている。
まだまだ足りない部分はあるし、やらないといけないことはたくさんあるので、選手と一緒にまた積み上げていきたい。
◆上門知樹選手
(ゴールシーンを振り返って)川本選手に出した後に動き直してスペースができたところに、欲しいタイミングで川本選手がボールをくれて、ファーストタッチで良いところにボールを置けたことが一番のポイントで、そこに相手が食いついてきたのでダブルタッチでかわしたときにコースが見えた。今シーズン流れの中で決めたのは初めてで、セットプレーだけではなく流れの中から得点が欲しかったので、それが取れたのは本当に良かったし、チームとしても複数得点を取って勝てたのは大きな意味を持つと思うので、また満足せずに次に向かってしっかり準備したい。
(川本選手とのツートップについては)まずはお互いの距離感を意識しようという話をしたし、サイドの宮崎(幾)選手と木村選手にも、内側に絞ってセカンドボールを拾えるようにしようと話した。高さがない分、セカンドボールをどれだけ拾えるかがこの試合の鍵になると思っていたので、前の選手ががんばってくれたし、前節は距離感が遠かったのでそれを意識して試合に入った。
今は左、右、真ん中とどこでもやれるようになっているし、プレーの幅を広げる意味で色んなポジションを経験しながらやっているが、真ん中の方がよりゴールに近いし、真ん中でボールを受けてターンしたらすぐシュートというイメージもあったので、本来のポジションで得点を取れたというのは大きな意味を持つと思っている。
まだまだ順位は分からないし、これから連勝を重ねていけば、より上にも近付いていくので、次の東京ヴェルディ戦で良いゲームができるようにしっかりチーム全体で準備しながら、まずはホームで勝てるようにやりたい。
◆喜山康平選手
(ゴールシーンについて)ボールがこぼれてきてくれて、トラップがうまくいったので、後はミートしてボールを滑らせれば入ってくれると思い、しっかり体が上手く動いてくれた。
(コーチングの部分は)自分にできることで、外から見ていて足りない部分だったり、自分が出てプラスアルファをもたらせる部分のひとつがコーチングだと思っていたので、そこは常に意識しながらやっていた。
試合にスタートから出られないのはすごく悔しいし、やはり最初から出ないとなかなかチームに貢献できなかったり勝利に貢献できない歯がゆさはずっとあったので、ここでチャンスがきたのでしっかりチャンスを掴もうと思ってやった。今日久しぶりに出た他の選手もそうですし、交代で入ってくれた選手もすごく頼もしかったので、ピッチで戦って、スタメンもベンチメンバーも全員で勝点3を取りに行くという姿勢をこれからも続けていきたいと思っている。
勝てない中でみんな苦しんでいたし、僕らはやはり強いチームではなく、これから強くなりたいチームなので、今日のように厳しい時間でも相手より走ることや一歩でも前にいくこと、球際にいくこと、そういうちょっとした積み重ねが勝利には必要だし、楽(らく)しては絶対に勝てないので、そういうことをみんなで成功体験として持てたのは大きかったと思う。
今日もサポーターの皆さんは、DAZNや色んなところから応援してくれていたと思うので、観に行きたくても来れない人たちの分も自分たちはやる義務があるし、次はホームでサポーターの皆さんも来ることができるので、まだまだ苦しい状況だが一緒に勝てる雰囲気を作ってもらえたら嬉しい。
有馬賢二監督ハーフタイムコメント
・後半も、良い守備からやっていこう
・下げた時に間が空いてくるので良く見極よう
・思い切りシュートを打っていこう