3月26日13:00キックオフ @NACK5スタジアム大宮
大宮アルディージャ 1-1 ファジアーノ岡山
前半 1-0
後半 0-1
13分 矢島 慎也(大宮)
90+5分 ステファン ムーク
■木山隆之監督
大変な試合になると予想していた。相手のホームで一勝をという意気込みに、絶対に後手を踏んではいけないと選手に伝えて入った。
自分たちのストロングをしっかり出していかないと勝負に乗っていけないので、プレスに行くことや、切り替えで相手を上回ること、まずはそこをやろうということで、ゲームの入りは悪くなかった。
ただ、切り替わった瞬間のプレスや、相手と離れて相手に自由を与えることが多く、自分たちの良さが出せなかった。また、ボールを運ぼうと言ってやっているが、前にボールを進められる時に下げてしまうことが比較的多く、そのプレーの流れから相手に深いところに走られて使われ、ゴールを割られている。自分たちのマイナスのプレーから相手にチャンスを与えているので、しっかり反省してレベルアップをしていかないと、この先も難しい試合が続く。
苦しい展開から何とか1点返していこうと、最後あのような形で1点返して勝点1を取れた。
この結果をどうとらえるか、自分たち次第になる。
■柳 育崇選手
大宮が強い覚悟を持って戦ってくることは試合前から理解していたし、自分たちがそれを上回る覚悟と勇気を持って戦おうと話して臨んだ。
早い時間帯に失点して、自分たちでリズムを失ってしまった。勝利に対してもっと前半の最初から集中して入ることができていれば、もっと自分たちのサッカーができた。今日の試合はたくさんのアクシデントがあり、個人的にもどうすれば勝てるか考えながらやっていたが、なかなかうまくいかなかった。
(失点について)絶対に失点してはいけない時間帯だし、自分たちの流れに持っていこうという中で、失点してしまうのは悔しい。人間なのでミスは絶対にあるので、その中でみんなでより強固なチームになっていけば、その後の試合展開でもっと良いゲームができたと思う。
(勝点1について)自分たちはJ1昇格に向けて取り組んでいるので、今日のような試合で勝ちきれるチームにならないと、その目標を達成することは難しい。でも、最後まで諦めなかったことがゴールにつながったと思うし、だからこそこれを次に生かし、一体感につなげていくことができれば、今日の勝点1は無駄にならない。
この悔しさを晴らすチャンスが4日後にある。この勝点1を次につなげて、「何が何でも次の試合に勝つ」ともっとみんなで練習からコミュニケーションを取りながらやっていければ勝利につながる。
■ステファン ムーク選手
ここには勝ちに来ていたので、結果としては残念。途中で0-1だった状況を考えれば勝点1を取れたことは良かったが、前半にもっと点を取れた。
ゴールは良いゴールだった。ボックス内にロングボールを多く入れる形で、風もあったので自分はセカンドボールを取れるポジションを取り、シュートは枠内に飛ぶように意識して蹴ったら良いコースに飛んだ。ゴールを取りたいと思っていたし、ボックスに侵入していくタイプのプレーヤーなので、ポジションをしっかり取って、前回の試合より良い結果が残せた。
前回レッドカードをもらったことは苦しかったし、日本に来て新しいクラブ、新しいチームメイト、新しい家に慣れることも大変だったが、前回の試合後に自身のマインドをリセットした。今日は、ここから新しいストーリーを積み上げていくぞという気持ちで試合に入った。
木山隆之監督 ハーフタイムコメント
・やるべきことをやって1点を取り返しにいこう
・攻守の切り替え、球際を強くいこう